ディテールを大切に。

金曜日のグラバカ東村山ジム。

ゲリラ豪雨みたいな雨が降り始めたので「誰も来ないかな。」と思ってジムに行くと既に時吉先生が待っていました。

一番最初に来て一番最後までジムにいる。シンプルですが間違いなく強くなる人間の発想ですね。

1クラス目はエビと抑え込みを練習しました。

ひと通りテクニックの説明をしたら抑え込みのポジションスパーリング。

ポジションスパーリングは大切ですよ。

阿部さんが帰って、穂苅さんが入り2クラス目は初心者から上級者までいらっしゃったのでスパイダーガードからの基本のスウィープ、三角絞め、三角絞めからの関節技、スパイダーガードからのアンクルホールドを練習しました。

テクニックを練習する時は余り勢いや力を使わずに技のコツだけで掛けられるように練習すると良いと思います。

『パワーとスピードはディテールを殺す』というのは私の尊敬する柔術家カイオ・テハの言葉だったと思いますが、力や速さや勢いで技を誤魔化さずに正確なディテールを意識して練習しましょう。

手の位置や足の位置、腰の方向などは形に現れやすいので修正し易いですが、力の方向や意識の用い方は外からは観え難いので修正が難しいです。

すぐに出来なくても焦らずに冷静になって自分の力の方向や上手く出来てる人と自分の違いを観察してみましょう。

どんな技も自転車に乗るよりは簡単です。

力、速さ、特に勢いを利用して柔術をやっていると大切な練習仲間や自分を怪我させてしまいますよ。

東村山ジムではやりませんが、私が赤羽ジムのスパーリングで結構エグい技を練習仲間(塩谷さん、荒井さんに代表される選ばれた人達)に掛けまくっても怪我させないのは勢いを利用しないからです。

神は細部に宿ります。皆さんも練習仲間や自分を傷つけないように丁寧に柔術をやりましょう。横山拓也

^