
谷沢柔術日記(番外編):駆け引き
いつも、谷沢柔術日記を読んでいただき、ありがとうございます。
今回は番外編。
舞台は神奈川県武蔵小杉駅。
最近私にも春の訪れを感じている。
前回の場は不甲斐ない結果だったが、今回が勝負だ。
前回はなかったことにしよう。
私は集合時間よりも20分前に到着した。
少し早いなとは思うが、事前準備がある。
予約した店までまず歩き、駅から店までのルートを把握する。
女性の前で、Googleマップなどいじってられない。
そして、集合時間。
無事、待ち合わせることができた。
第一関門突破だ。
会うなり、簡単な会話をしながら、事前にリサーチした店までのルートを歩く。
ここまではスムーズに華麗なエスコートができていただろう。
店に着き、テーブルに着席。
お相手の方は結構お酒が好きで、前回引き続き生ビールを。そして、私は減量もあり、ハイボールを。
そこからは食事もオーダーし、酒を飲む。
前回と違って、肩の力を抜きつつ、楽しく会話ができたと思う。
二軒目はカウンター式のお店だ。
一軒目同様に二軒目も楽しく会話ができた。
と思っている。
特に印象に残った話がある。
彼女はコーヒーを自分挽き、自分で淹れるらしい。
その話を聞いた途端、心にポッと何かが燃えるのを感じた。
その瞬間、私は思わず彼女と握手をした。
実はこの私も毎朝、コーヒー豆を挽いて自分でコーヒーを淹れるルーティンがあるのだ。
このブログを書きながら、思う。
男は単純でバカだ。
少し楽しく飲んだくらいで、ちょっと共感できることがあったくらいで、すぐ好意が生まれる。
私みたいな不器用なタイプにはこの心を隠しつつ、ポーカーフェイスに颯爽と振る舞うなど至難の業。
相手には、もう私の心なんてスケスケだろう。
ちょろい男だな。
もういくしかない。
まるで、ポイント0対0のアドバンなし、残り10秒。テイクダウンを狙いに行くのだ。
格闘技同様、いける時にはいかなければ。
普段の練習で散々やってきたではないか。
あのキツイ練習を思い出せ。
しかし、躊躇してしまった。
なんともいえないモヤモヤが残ってしまった。
そうそう回ってこない打席に立ち、バットを振りさえすれば良いのに、見逃してしまった。
また、打席に立ちたい。
次は必ずバットを振りたい。三振でも良い。
とりあえず、バットを振るのだ。
反則負けで終え、不甲斐なく千葉ポートアリーナを後にしたあの6月を思い出す。
格闘技も恋も、難しいな。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。
谷沢朋紀
