地味なテクニック。

2019年8月20日(火)のグラバカ東村山ジム。

月曜日は某2人がいなかったので平和な1日でしたが、火曜日はジャイアン新井君が現れたのでキッズ達は大騒ぎしていました。

イク君は悲鳴をあげた後、「昨日は平和だったのにな。」と呟いていました。

新井君。キッズ達に愛されてるな(笑)

キッズ達に「正直、中村君と新井君はどっちがヤバい?」と訊いたら、即答で「新井さん!」と言っていました。

ヤバいのはこの2人で、1番ヤバいのは新井君だけど中村君は「コリコリしてくる。」とのこと。中村君とスパーリングしたことのある人はこの感覚よくわかりますね。

この日は練習が終わった後、試合に出てみたいという女性会員さんへ皆んなでアドバイスしたりしていたんですが、会員さんの中から試合に参加して優勝する方達が何人も出て来ているのでアドバイスも的を得たものになってきています。

試合は何でもありではないけれど、ある一定の条件下でお互いに忖度なしに全力で戦う経験は武術的にも有意義だと思います。

柔術は組技格闘技の中ではルール的な制約が極端に少ないですしね。

ルールは制約が少なければ少ないほど良いわけではないですが余りに制約が多過ぎるのも問題だと思います。

以前、中国系の組技格闘技?の入賞者の方達から声を掛けていただいて、その方達がグラップリングルールでのスパーリングを希望されたのでやったことがあるんですが、ルールに制約があり過ぎるらしくて10kg位と30kg位彼等のほうが重く体格差があったんですが30秒に1回くらいずつ極めることができました。寝技にしないでも立ったままでも極めることができるくらいでした。話を聞いたらその競技はルールが厳しいらしくて足を定位置から動かしたら反則だそうです。流石に足を動かしたら反則っていうルールは極端過ぎてないよな〜と思いましたね。個人的な感想ですが、素人ではない地力みたいなものは感じましたが格闘技っていうよりも腕相撲ですね。

名門レスリング部出身の西川さんとか石川さんとか、そこまでじゃなくてもグレコの選手がその大会出たら優勝しちゃうんじゃないかな。カレリンが最強な気がする。

柔術では柔道やサンボ、レスリングの技はほぼ使用可です。

反則になるのはサンボの外掛けアキレスと蟹挟みだけ禁止ですね。

その代わりに、サンボでは反則の足首関節、絞技、手首関節、三角ロックからの関節技もあり。蟹挟みもSJJIFでは茶帯から解禁です。蟹挟み最高。サンボも最高です。講習会にまた参加したい。赤のサンボ着、サンボシューズも持ってます。

自分は元々打撃系ですが取っ組み合いの経験は打撃を活かすにも大事。

グラバカ東村山ジムには空手の有段者や指導者、キック経験者が沢山在籍しています。

グラバカあるあるで何故かガチで打撃出来る人はキックボクシングクラスに余り参加しないの法則が発動していますが(笑)

毎日取っ組み合いをしても怪我のリスクが少ないのが柔術の良いところですね。

この日はビギナークラスではハーフガードをクローズドガードに戻すみたいな地味〜な技を練習しました。

柔術の指導をしていてウケが良いのは矢ッ張り強力で破壊的な極め技で、次が派手なスウィープ、テイクダウンです。

地味技はある程度柔術を理解してスパーリングを沢山する人や試合にも参加するようになった人が重要性に気付いて「う〜ん。」と唸る感じです。

いつもやってる打ち込みやドリルの原理はこういう事だったのか!みたいな感じ。

けど、この地味テクが競技でも護身術でも大切なんです。

柔術を使ってMMAで活躍している選手達はこの地味テクのディテールが素晴らしいですね。少し古いけどデミアン・マイアとかね。

皆んなで地味テクを磨いていきましょう。横山拓也

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